恋に恋する呑べえ

愛さえあれば何も要らないなんて、

26歳の岸くんを好きでいる上での抱負

 

 

 

 

 

25歳の岸くんを好きでいたこの1年間は、今までのどの年よりも苦しくて涙を流した1年だったけれど、それでもまだ私は岸くんが好きです。

 

岸くんが26歳だなんて、ほんとびっくりしちゃうけど、そりゃそうだよなぁと沁み入りもします。

 

今も新規ハイさながらの熱量で岸くんを好きでいるつもりではあるけれど、それでも岸くんがだいたい18歳くらいから21歳くらいまでの頃を思うと、とにかく必死で、夢中で、若くて、楽しくて、大好きだった日々に胸がぎゅーっと締め付けられます。

 

あの頃の日々はどうしたって特別で、あれは間違いなく私にとって、そしてきっと岸くんにとっても、少しだけ遅く来て長く去った青春でした。

 

あの頃の岸くんは、それはもう漫画からそのまま出て来てしまったようなとにかく元気なおバカさんで、けれどたまに見え隠れする影をどこまでも追いかけたくなるような少年でした。

 

私はそんな、大人にも子供にもなれない不完全な1人の少年を気付けば好きになっていました。

 

あの頃の私が岸くんに感じていた魅力をもしも明確な何かで表せるとしたら、それらはきっと、26歳になった今の岸くんにはもう無いものだと思う。

 

ここ数年、そのことに薄っすらとずっと寂しさを感じていた。

 

 

「岸くんは本当に昔から変わらないね」

 

そんな言葉をデビューしてからも色んな人からよく聞くし、確かに岸くんは何も変わってないのかもしれない。

 

けれど、私にはあの頃の岸くんと今の岸くんでは何もかもが変わってしまったように思える。

 

仲の良いJr.達と踊れば心の底から楽しいという感情が溢れ出すように笑顔が弾けた。

大切なものと離れる時は思ったことをそのまま言葉にしてくれたし、時にはびしょびしょに泣きじゃくった。

 

たまには仲間と喧嘩したり、やりたいことへの意欲を個人の感情のままに話したり、カメラの前でも本気で怒って落ち込んで笑って喜んで、

 

あの頃に何気なくやっていたこういうことは、今の、26歳の岸くんには、もうできないんじゃないかと私は思う。

 

それを私はずっと、失った何かで無理やり理由付けてきた。

 

岩橋くんがいれば、

Princeでいれば、

デビューしなければ、

 

こうはならなかった。

 

 

そうやって私は望まない変化の因子を失った何かと直接的に結びつけてきたけれど、でもそれは違うかもしれないと、最近少しずつ気付けるようになった。

 

岸くんが昔の岸くんと変わったのは、それは岸くんが大人になったということなんだろうなと。

ただ1人の少年が、26歳になったというだけのことなんだと。

 

どうしても失ったものばかりを数えてしまうけれど、それはただの1つの因子でしかなくて、時間の流れの数だけ本当は他にもたくさんの変化があって、その全てが今の岸くんを形成していて、当然ながらあの頃の岸くんとは変わる。

 

 

「変化はお守り」だと岸くんは言った。

 

これを聞いた時の私は岸くんの自己肯定感の低さがよく現れた言葉だと思った。

 

けれど、それだけじゃない。

 

変化を肯定することが必ずしも過去を否定することではない。

過去を肯定するために現在やそこに至る変化を否定する必要はない。

失った何かだけが岸くんを変えた訳ではない。

 

そのことをちゃんと認めながら今と向き合いたい。

 

それが岸優太26歳を好きでいるオタクとしての一年の抱負です。

 

 

岸くん、26歳のお誕生日おめでとう!!!